津山市水田農業推進協議会の斡旋により、ＪＡつやま、㈱半鐘屋の二者は、中四国農政局管内で初の米穀粉用の地域流通加工用米への取り組みを行うため、来る8月11日午前11時より津山農協会 館2階応接室にてＪＡつやまと㈱半鐘屋間での売買契約の調印式を執り行います。
　従来の全国流通の加工用米制度では、国内産ということ以外、産地や品種についての詳細が不明で、どこのどのような米が使用されているのかわかりませんでした。しかし汚染米事件以降、米の流通制度の変革に伴い、地域流通が可能になり、地元産の指定品種の使用ができるようになりました。
　そこで、まず初段階として、近年の温暖化で夏場の高温障害を受けにくい品種「ひのひかり」を中心に約５０ｔ分の作付けを行うなどの活動を開始し、今回の合意に至りました。
　近年、和菓子原料用の米穀粉は外国産が多く使用されているのが現状で、国産原料の製造は減少傾向にあります。しかし本年10月よりスタートされる米トレーサビリティー法により、来年7月以降、国内産もしくは外国産の表示が必要となってくるため、消費者の国内産志向が向上することが十分に期待でき、その中でも津山産、岡山県産原料を選んでもらえるよう、今後一層の活動を行なっていきたい。
また、今回の取り組みにより、地元の農業の活性化や食料自給力の向上、休耕田の有効活用等が期待できるので、今後も継続して取り組んで参ります。
調印式
日時　2010年８月１１日　午前１１:００～
場所　津山農協会館２階応接室
〒708-0862　岡山県津山市横山108番地