はとむぎとは
ハトムギはイネ科ジュヅダマ属の1年性作物で、野生するジュヅダマに酷似していますが、穀皮が薄くて割れやすく脱皮が比較的容易にできるのが特色です。
原産地は、東南アジアで、我が国には260年ほど前に中国を経て伝来したといわれています。
その後、全国いたるところで、それぞれの地域に適した生態型をもつハトムギの系統ができ、栽培されていたようです。 昭和50年代の後半に水田転作用作物として、各地で系統の比較検討が行われ、「岡山在来」と名付けられた系統が最初に全国的に栽培され、 以後各地の系統の中から、栽培地域に適合した系統が選択されるとともに、国立試験研究機関の育成による新品種が栽培されるようになりました。
ハトムギのことを漢方では「よくいにん」と呼び、いぼ取り、リューマチ、神経痛、皮膚障害の改善などに古くから薬用として利用されていました。
今日では、栄養価が高く、新陳代謝を盛んにすることから、お茶、麺類、調味料、菓子等の多くの食品が開発され、健康食品として愛用されるようになりました。
近年の健康志向の高まりなどから、良質で安全な国産ハトムギに対する需要が多いのですが、国内需給率は9%と低く、国内生産の拡大が強く求められています。
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